個展が始まりました

たくさんの方にアーティストトークとレセプションパーティーにご参加いただき、幸せな夜となりました。
過去作の多くを実見してくださっているディレクターの山重さんと話していくなかで、自分が忘れていたようなことにも細やかに指摘してもらい、作っていた当時のことを思い出し、最近の仕事にも通底する事柄に気づけたりしました。
そして、シミや汚れについての今展のために、レセプションでは、映像を投影した作品の布の上に料理を並べ、みんなで食べることにしました。その光景は想像以上にドラマチックで、光に照らされた瞳や口元はギラギラと光り、映像を食べているよう。野生的で素敵でした。みなさんを巻き込んでのパフォーマンスのような時間にご協力いただき、ありがとうございました。
「インク、ケチャップ、漂白剤」というタイトルに合わせて用意していただいた、イカ墨、トマトソース、ボンゴレパスタをはじめとして、たくさんの方がお持ち寄りくださったお料理、ごちそうさまでした。できたシミを含めて、これから一ヶ月展示していきます。
https://www.vientoarts.com

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ルワンダ

以前から行きたいと考えている国のひとつに、ルワンダがあります。
その理由には、ルワンダに住み、長年義足を作られているご夫婦の存在があります。朝日新聞のwebで、2020年のパラリンピックへの出場を目指されているご主人のガテラさんのことが紹介されていました。まだ出場が決まっていないようですが、心から応援したいと思います。

義肢装具作るルワンダ人男性、パラを目指す 自らも義足

以前、彼らが帰国の際に思いきって会いにいった際、このガテラさんに杖を撮らせていただいたのですが、それを手にしたときにびっくりしました。その杖は今まで撮ったどの杖よりも重く、ずっしりしていたからです(その分、撮影にも手間取り、周りの方にもたくさん助けていただきました)。一本でも持つのがちょっと大変なその杖で、スポーツマンでもある彼は、日常的に体を鍛えていたのでした。過酷な人生をともに歩いて来たその杖の存在感は、今でも忘れられません。

彼らの活動の様子はこちらのサイトで見られます。
ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクト


インク、ケチャップ、漂白剤

久しぶりに関東で個展です。
今回は新しい試みで、自分が在廊しているときに対面でご購入いただける作品があります。ぜひご高覧ください。
(在廊予定日:5/10 Fri. 5/11 Sat. 5/19 Sun. 5/20 Mon. 5/25 Sat. 5/26 Sun. 6/1 Sat. 6/2 Sun. 6/9 Sun. 6/10 Mon.)

【展示期間】2019 年 5 月 10 日(金)‐6 月 10 日(月
)
OPEN 金曜日から月曜日まで 12:00-18:00(火曜日・水曜日・木曜日定休)
5 月 11 日(土)
16 時よりトークイベント:初期の頃から作品をご覧いただいているディレクターの山重徹夫さんと、制作について話します。
17 時よりレセプションパーティーを行います。アットホームな雰囲気ですので、お気軽にお越しください。

【場所】ビエント アーツ ギャラリー VIENTO ARTS GALLERY

〒370-0006 群馬県高崎市問屋町2丁目7(ビエント高崎1F 西側)TEL 080-9542-5241
https://www.vientoarts.com

先日、AIT主催のスコットランド→有田のレジデンス報告会に行った。グラスゴーからやって来たフローレンス・ドワイヤーの作品がとてもよかった。最初は有田の製作者の話を聞くというリサーチプランを立てていたらしいが、その完璧を目指す職人性(大量生産のなかで鍛えられてきた)にインスパアされて、不思議な香水瓶を作っていた。ペニシリンをつくる容器の写真などから引用して、独特の形をしている。実際香水は入っていなくても、中の空洞への感じ方も変わってくる。複雑なものを、エッジを丸めずにシンプルに出力するその感性が、とても新鮮だったし、リサーチと制作のバランス感覚といい、まだ若くて柔らかな作家の飾らない話を聞くというのは、とてもいいものだなと思った。

永原康史さんのブラックマウンテンカレッジ考

ÉKRITS / エクリでグラフィックデザイナーの永原康史さんが、BMC(ブラックマウンテンカレッジ)について連載をされているのを知りました。

ブラックマウンテンカレッジ考

永原さんが監訳された、ジョセフ・アルバースの“Interaction of Color”は、「アルバースの洗濯」の作品の構想を進めていくのにかかせない本だったので、その方がBMCについて書かれていると知れば、興味を惹かれないはずはありません。読んでいると、自分もそこに行って見たいという気持ちがこみあげてきます。エデン湖で洗濯したいという気持ちも。

そういえば、最近MOMAの出しているラウシェンバーグの分厚い図録を手に入れました。彼もBMCで学んだアーティストです。

私ときたら、そうでない時は諦めているだけ、という感じで、相変わらずやらないといけないことに追われて、生活も思考もちょっとグレー色な日々です。一度全て失われて復旧したウェブサイトをしっかり充実させたいし、人生半ばのこのタイミングで、作品資料も整理して、すっきりさせたいのに、手がまわりません。進めたいリサーチにも、湧いてくるアイデアにも、集中して手がつけられず。だめじゃん。みんなどうしているんだろう。もちろん工夫してどうにかしてるんだと思う。

あれ、謎にグチを書いてしまいました。「ÉKRITS / エクリ」のウェブサイトはとても読みやすく美しい。こういうサイトを動かして読むとき、とても思考がすっきりするので、すっきりしていない生活を逆に振り返ってしまいました。それはそれとして、永原さんの連載も楽しみにしていきたいと思います。