アルバースの洗濯

 

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23.24.25日の三日間、無事終えました。ちょっと飽きたりするのかなと思っていましたが、まったくそんなことはなく、干し上げるまで夢中でやっています。今は川に沿って彼岸花が咲き乱れていて、初日の頃とは風景が大きく変化してきました。

展覧会最終日の10/1は、予定通り11時より「洗濯」を行います。
その後、13時より愛知県美術館学芸員の石崎尚さんを進行役に迎え、アーティストトークを開催いたします。作品の話、今回のテーマでもある「所有」についての話などできたらと思っています。作家全員揃う日でもあるので、どうぞお気軽にご参加ください。

ちなみに近場でご飯を食べられるところは、学校を出て左に少し行った「かさすぎ」だけなので(おいしいですよ)、洗濯を見てお昼ご飯を食べてトークに参加、というコースをおすすめします。あるいは、お弁当を持って来て、校庭で食べても気持ち良さそう。

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撮影 鈴木孝幸

 

9月9日から始まる、愛知県新城市のグループ展「いくつかの岐路 — 所有について」に参加します。

今回は、会場内での展示の他に、下記の日程で「洗濯」を行います。

洗ってから干すまで30分ほどのパフォーマンスですが、「洗濯物」はその場に残し、午後も乾くまで、しばらくご覧いただけるようにする予定です。

タイトル通りの「洗濯」ですので、当日の天候によって中止、延期となることがあります。その際には随時こちらのブログとtwitter(@yukayamato)でご案内いたします。

遠方ではありますが、皆様のお越しをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

<アルバースの洗濯>

9/9
 (土)12:00~  終了しました
9/17(日)11:00~ 台風のため中止しました
9/18(月・祝)11:00~ に加え、19(火)12:00~に行います
9/23(土・祝)11:00~ 終了しました
9/24(日)11:00~  終了しました
9/25(月)11:00~   終了しました
10/1(日)11:00~ 予定通り行います

場所:旧門谷小学校前の川


■「いくつかの岐路-所有について About Possession」
 
【会期】 2017年9月9日(土)~10月1日(日)     

                オープニングレセプション 9月9日(土 ) 17:00 – 19:00
                ギャラリーツアー 9月9日(土 ) 16:00 – 16:40
                アーティストトーク 10月1日(日) 13:00 – 16:00

【時間】9:30-17:00 水曜・木曜休
【場所】旧門谷小学校 愛知県新城市門谷字宮下26番地
【アクセス】
・車
〈新東名高速新城I.Cより〉 国道151号を約4km、長篠交差点を左折、県道32号を約7km、「鳳来寺」バス停脇の笠川駐車場より、鳳来寺山登山道方面へ徒歩5分
〈新東名高速浜松いなさI.Cより〉
国道257号を約13km、長篠交差点を右折、県道32号を約7km、「鳳来寺」バス停脇の笠川駐車場より、鳳来寺山登山道方面へ徒歩5分

・電車、バス
JR飯田線「本長篠駅」より徒歩1分の豊橋鉄道バスターミナルより「田口」行き乗車、「鳳来寺」バス停下車、鳳来寺山登山道方面へ徒歩5分
※バスの本数は非常に少なくなっておりますので、ご注意下さい
バス時刻表

 

 

 

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展評

9/20日経新聞夕刊(中部版)に、「いくつかの岐路—所有について」の展評が載りました。
執筆は豊田市美術館の千葉真智子さんです。
愛知の実家にはたまにしか帰らず、大きな荷物を背負って山奥に向かう娘はいつも何をしているのかと首を傾げていた父が、これを読んで、少しは安心してくれたか、「洗濯…」とさらに謎に包まれたかは定かではありませんが、励みになります。

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ククブク

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ククブク https://kukubuku.net

昨今、海外のcookbookのリサーチを続けている夫が記事を書いています。
最初は、ほとんど知らない分野だったので手探りだったようですが、たくさん訳して調べて食べてみて、今のところ彼が対象としているcookbookとは「優れたデザイン性があり、コンセプトにひとと風土と文化が見える料理本」と定義づけている模様です。
食文化とそれにまつわる営みの歴史は、人類の欲望に直結しているだけあって、とても分厚く力強い。それだけ強くなるのは、料理というものがどうしたって「消え物」だから、それを記録し受け継いでいく想いや技術も高まるからなのだと思います。
私は、たまに気の抜けたイラストも書いていますので、時々覗いてみてくださいね。

記事の内容は食に関係する歴史、科学、政治、芸術とさまざまで、皆さんのそれぞれの興味の持ちどころによって面白かったりいまいちだったりするかと思います。というわけで、偏っていますが、私のおすすめを何本か挙げておきます。

忘れていくひとを忘れないために
料理が消え物のように、人もまた誰もがこの世界を去らないといけない。料理のレシピ(あるいは、その思想をよく表した料理本)を残すこと。味わうごとに体内で思い出せるとすれば、それはある人が生きていたことを記憶し続けるために、とても有力な方法なのだと思いました。

料理本にふさわしいヴィジュアルってどんなだろう
私自身はレシピを逐一見ながら料理を作るのが、ちょっと苦手なのですが、この中の食材円グラフは比率が一目でわかるし、かなりいいなと思いました。

この腐った内臓のような世界で

アメリカの作家、M.F.K.フィッシャーのエッセイが読んでみたくなった。

パッケージに書かれた指示どおりにケーキを作りなさい
レシピの命令形から親密さを感じるというのが面白い

失われてしまったコミュニティーをよみがえらせる料理本
南アフリカ・ケープタウンの博物館が刊行したcookbookについての記事。レシピとともに、それぞれが思い出の品を手にしたポートレイトなどが載っており、料理本に託せるものの大きさを垣間見ることができます。

彼/彼女が食べものを撮るには理由がある
かっこいい写真集のレビュー

世界のおばあちゃん料理
ある若者が世界一周しておばあちゃん料理を撮った写真集のレビュー。写真が面白い。

スクワチナ・スクワチナ

ふと気づくと、中之条ビエンナーレや乙庭ギャラリーでの展示などなにかと群馬に縁があります。昨年、友人が案内してくれたりもして、たびたび訪れている前橋。アーツ前橋はもちろんのこと、まわりにはおもしろいアートスペースもあり、訪れるのがいつも楽しみな場所です。6/25まで群馬県立近代美術館で開催中の群馬の美術2017を見て、もともとアートに取り組んできた層は多様で厚く、その面白さがアーツ前橋ができたことでぐっと表面化して、そこにまた面白いひとたちが集まってきている場所なのだと知りました。

その前橋で、今年最初の展覧会です。

/m, (スラッシュマエバシ・プロジェクト)を運営し、群馬の美術2017にも出品されている小野田さん、彼が旧ホテルをスクワットしてスタジオとしているのがPARA HOTEL、そこをさらにスクワットした企画がスクワチナ・スクワチナ。

場所は前橋市で一等地に建つ旧ホテルの一階、元は銀行だったフロア。営業時とは趣がもちろん変わっていますが、人が来て去ってゆくのにぴったりの空間です。三日間なのでイベントというほうが合う、即興的な感じもあり、鮮度の高い場が出現するのではと思います。

では、前橋でお待ちしています。

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スクワチナ・スクワチナ

exhibition / m, parahotel
浅井真理子
佐藤実
蛭間千絵美
大和由佳
(50音順)

日時: 2017年6月24日(土)13 : 00~
25日(日)13 : 00~17 : 00
30日(金)13 : 00~21 : 00

w / somewhere not here work on progress

浅井真理子
日時: 2017年6月24日(土)13 : 00~ 外が見えなくなるまで

w / sounds & performances

小野田賢三
佐藤実
日時: 2017年6月24日(土)20 : 00~

会場: 旧白井屋ホテル(前橋市本町2丁目2-15)
https://www.facebook.com/ShareSlashMaebashi/photos/pb.223640057805795.-2207520000.1497686399./772719639564498/?type=3&theater
※どなたでもご参加いただけます。
※参加費は無料です。飲食はお持ち込みできます。

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浅井真理子 Mariko ASAI
移動のなかで、世界のかたちを探し、複雑に絡み合う感覚の深層を可視化することを試みる。近年は感圧紙ノートドローイングと、動物剥製の視線の先を追う写真のシリーズ を中心に その場の刹那的な現象から作り上げる造形などから漂う視線の(仮設の)地形つくる 「BLIND GARDEN」プロジェクトを進行中。剥製探してます。
https://marikoasai.jimdo.com/

小野田賢三
/ m,(スラッシュマエバシ・プロジェクトを運営している
https://www.facebook.com/ShareSlashMaebashi/?fref=ts

佐藤実 Minoru Sato
自然記述と美術表現の関係に関心を持ち、物理現象と多様な概念によるインスタレーション、パフォーマンスなどの制作活動を行う。またソロやASUNAとの共作など幾つかの音楽活動も行う。1994年-2006年レーベルWrKを運営。近年は作曲家Alvin Lucierの研究に勤しんでいる。
http://www.ms-wrk.com/
minoru sato m/s official site top
ms-wrk.com

蛭間千絵美 Chiemi Hiruma
1985年 群馬県桐生市生まれ
2008年 女子美術大学芸術学部洋画専攻卒業
2015年 第8回ビジュアルアート大賞 入選
2016年 第2回ホキ美術館大賞 入選
主に肖像画を描いています

大和由佳 Yuka Yamato
身体と外の世界を類比させ、もの・ことの分節を新たにするようなインスタレーションや映像、写真などを制作している。
また、2013年からさまざまな場所で出会った杖を自立させて撮影する「Knocking on the Land Project」、2016年からは、気持ちが良さそうに干された布団や毛布を撮影するプロジェクト「Bleah」を継続中。いつも杖と布団を探している。
http://yamatoyuka.com/

人間は料理をする

昨年は食のことを特によく考えていた。きっかけは、近しいひとの内臓が、そのひとを守るように不調を訴えるようになったことだった。内臓を直接見て手当をすることはできないから、そこに到達するはずの食べ物のことを考えるようになった。食べ物、というか料理は、体内への手紙になった。

マイケル・ポーランというアメリカのジャーナリストが書いた「人間は料理をする」という本がある。読んだあと、社会と身体との関係がまるっきり組み変わって見えてしまうほど、私には印象的な本だったのだけれど、最近Netflixオリジナルドキュメンタリーが作られて、頭で想像していたものが、鮮やかな映像になっていてそれも楽しめた。