エアライト高知 アーティスト・イン・レジデンス

Exhibition Vol.1     大和由佳 Yuka Yamato
“ひとがみずと立つところ Where Humans Stand Together with Water”

<オープニングレセプション・レクチャートーク>
平成30年11月17日(土)
話し手:小金沢智氏(太田市美術館・図書館学芸員)

【作品展示期間】
平成30年11月17日(土)~11月25日(日)

【場所と時間】

AirLite Kochi (高知県香美市香北町永野207)  11:00~17:00

永野地区田んぼ(AiRLite Kochiから徒歩5分)日没まで

美良布集活センター9:00~18:00

【AiRLite Kochiへのアクセス】

・飛行機で 高知坂本龍馬空港よりタクシーで約30分

・電車・バスで  JR土佐山田駅よりJRバス大栃行き美良布下車。市営バス蕨野線(1日3便)乗り換えて約10分、西永野バス停下車。

・自動車で
    高知自動車道南国I.C.より約35分

<JR四国バス>
http://www.jr-shikoku.co.jp/bus/businfo/rosen_tosa/tosa-ototi.htm

<香美市営バス時刻表 香北町蕨野線>
https://www.city.kami.lg.jp/uploaded/attachment/4548.pdf
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帰宅

 

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一ヶ月の高知県香北での滞在制作と展覧会が終わり、無事帰宅しました。

家に着くとほったらかしていたサフランが「勝手に咲いていましたけど、どなた?」といった風情で、だらりと迎えてくれました。こうなると、パエリアも作れません。

さて、滞在の様子を毎日書く姿勢を見せていたこのブログ。次々に起こるあれやこれやを乗り越えているのに必死で、早々と挫折してしまいました。情けない。。しかし、本当に多くのことに恵まれた日々でした。天候ひとつとっても、何かに守られていたように、晴れが続き、風が吹き、いよいよ空気が乾いてきたなと思うと、夜しっとりと雨が降って風景を洗い、朝には止んでくれました。

ここ一年ほど、自分の中で「物語」をつくることを恐れない気持ちを意識して育ててきました。その理由はここでは割愛しますが、この滞在制作で、作品の「物語」に血肉が通ったのは、協力してくださった皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。

展覧会初日にも来てくださった近所の女性が一人、最終日に「もう一度見ておこうと思って」と、映像を流している蔵に入っていかれました。
女性は、蔵の裏にある畑で花を育てている方でした。その花畑はすごく整えられているわけではなく、自由さがあり、少し立ち止まって花々の奔放さをそのまま眺めたくなるような場所なのです。そして、そこは自分たちが最後に撮った場所でもありました。
明け方に撮るべきカットを撮り終え、帰り道、はりつめた気持ちをほぐすような感じで、なにげなく、その花畑に向けて三脚を立てカメラを回しました。すると、偶然向かいの山から朝日がのぼってきました。少しずつ風景に光が配られていく過程で、植物のなかにある水分がぶわっと立ちのぼるのを見た気がしました。誰が見ていても見ていなくても、これが毎朝起こっていることなのだと思いました。女性が、どんなことを思って作品を見てくれていたかはわかりませんが、花畑を作った彼女に、この映像を届けられたことをとても嬉しく思いました。

出来上がった映像作品が、あの風景の只中に生きるひとたちに喜んでもらえたことを、誇りに思います。喜ばせたいというようには露ほども思わず作ったので、なおさらです。
そして、この作品は現場で起こったことを忘れた顔をして、時間を経ること、またいろいろな場所でいろいろな方々の目にさらされることで、遠くまでいくことを願います。できるだけ遠くまで行けるよう作ったつもりですが、、またどこかでご覧いただける機会をもてるよう、がんばります。

ずっと避けてきたワークショップも、皆さんのおかげで二つ実現できました。
苦手な気持ちはどうにも変わりませんが、こうすればよかった、などの思いが生まれつつあり、これは自分には大きな変化です。

なんだかまとまりがありませんが、最後に。
このAIRを実現したエアライト高知主宰の二組のご夫婦、作家選定の際に推薦してくれた太田市美術館・図書館の小金沢智さんは、それぞれに、忙しい生活のなかで、いかなるときも制作を支えてくださいました。
とくに、発案者であり一番そばでサポートしてくれた西奥起一、栄利子夫妻には、アートに心を奪われてしまったひとが、どう人生を使ってアートと生きるかを学びました。
続けることはけして簡単ではなく、来年もなにかが成されることを当たり前とは思いません。今回のすべてに感謝するとともに、ただただ、彼らのあらゆる挑戦を応援し、楽しみにしていきたいと思います。
そして、毎日仕事もしながら、終わりの見えない撮影を、ひたすら続けてくれた夫にも感謝と好物の唐揚げを。

 

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高知での制作の様子を綴っていきます。

-4日目-

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(AiRLiteKochiのfacebookから)

今日は朝から近所の方々のお力を借りて、フラフを揚げる長さ12メートルの柱を、立てる作業を行いました。本来は、4~5月に立てるもので、この時期に立てるのは異例。しかし、これが立たなければ、作品じたいが成り立たないので、柱をお持ちの近所のTさんにお願いしたところ、二つ返事で了解してくださったのでした。

最初に予定していたカメラの位置では入りきらない高さで、急遽位置を変更しつつ、皆さんが声を合わせて柱を立てて行く様子をおさめました。試しに揚げたまっさらのフラフがはためいて、皆さんが「きれいやねー」って声をあげたのが、とても嬉しかったです。

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高知での制作の様子を綴っていきます。

-3日目-

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朝は自治会の草刈りへ。同じ建物に住む方に、目の前に広がる奥物部湖(地元では大栃湖とも)のお話もうかがったりしました。それにしても、皆さん明るくて、おしゃべりが楽しい。エントランスの掲示板に、自治会の案内のとなりに展覧会のチラシを貼ってもらって、きっと住民の方には謎だろうなあ、と思っていたら、気さくに声をかけてくださる方がちらほら現れて、楽しくなってきました。住んでいる物部は、展示場所とは少し離れた集落ですが、こうして住めたのもなにかの縁なので、この場所もよく味わえたらと思います。
さて、草刈り中に、湖のほとりに流木がたくさん流れついていると聞いたので、行って見るとたしかに、ごろごろと流れ着いてました。今回、11/23に「杖をつくろう」と題したワークショップをするので、流木が使えるかもしれないと集めてみましたが、どうなるかな。

高知での制作の様子を綴っていきます。

-2日目-

高知県中東部独自の文化、フラフを製作されているハチロー染工場へ。
一ヶ月前の下見の際には、一階の染めの工程を行う場所でお話をうかがいましたが、その二階には自然光と風が行き渡る、これもまた美しい仕事場が広がっていました。

絵師であった先代の絵柄を継承しながら、”ただトレースすれば線は死んでしまう”と、糊で勢いのある線を描かれていく様子や、3.3×4.5という巨大な旗を、いとも簡単にミシンではぎ合わせて仕上げていく様子など、夢中でカメラにおさめました。

有名な染工場さんなので、今までもたくさんの取材を受けられてこられたのだと思います。お忙しいなか、拙い私たちにも、終始こまやかなお気遣いをいただき、本当にありがたかったです。

このような長年伝承されて来た技術と、それを可能にしてきた職人の方たちの姿勢を前にすると、いつも自分の制作がそれに敵うのかということを自問することになります。そのような時間がもてることは幸運なことです。

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ほとんど休まず、もくもくと描かれていたご主人。映像作品のストーリーをお話しすると、ぴったりの思い出話を聞かせてくださいました。

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カメラのセッティング中お待たせしている間に、工場のおかみさんが見せられた表情も、実に美しかったです。

高知での制作の様子を綴っていきます。

-1日目-

今朝、明石大橋を渡り、高知入りしました。初日はいろいろ手続きもあって、ちょっと緊張していたらしい自分も、エアライト高知の西奥さんご一家の顔を見たら、ほっとしました。
ガス開栓が間に合わず、炊飯器で炊いたらふにゃふにゃに仕上がったスパゲティーを食べて、ちょうど上がってきた満月を撮影。
今回は望遠レンズを多く使った作品になる予感がしています。

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チラシができました

北川正さんによる、エアライト高知 アーティストインレジデンスの素敵なチラシができました。うれしい。手元で見たいよという方がいらしたら、コメント欄等からご一報ください。高知の空気もたっぷりと封筒に入れてお送りいたします。

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